大学休学

【休学は遊びなの?】自分探しを理由に『大学休学』は成り立つのか経験者が真剣に解説!

こんにちは、大学休学を2年間経験してきました筆者です。

今回は、「自分探しをするために『大学休学』するのは理由になるのか」について客観的にも主観的にも記事を書きたいと思っています。

大学休学を検討する方は、何か自身の夢があるのかもしれませんし、自由を求めているのかも知れませんし、大学に通うのが精神的に嫌になったという方もいられるでしょう。

そんな、大学休学が「遊び認定されてしまうのか、無駄になってしまうのか」、そんなことはありませんので安心してください。

大学休学をする前にまずは、現在の日本の状況を見ていきましょう。

結論:大学休学をして『自分探し』をして全く問題ない

大学休学するのは何も悪いことではありません。

むしろ、その大学休学期間の取り組みや話を聞くことで、評価してくれる方もいますし、大人を勇気づけることだってできます。

私も、10代20代前半の頃は、とくに自分が何をしたいのかもイマイチ分かりませんでしたし、もっと年配の30代40代50代の方でも「自分探し」されている方はたくさんいます。それだけ自分探しというのは内面をインコースに掘っていかないとわからなかったりします。

なので、『旅』などは自分自身を内観することにオススメできることなので大学休学期間に行っておくといいでしょう。

また、アメリカでは大学卒業後いきなり就職するのではなく「自分探し」をしてから就職活動をすると言われており、それがごく自然な国もあります。

起業するのが文化的に普通だという国も世界には存在します。

要は多くの大学休学を検討する方の悩みの根源は『文化』と『日本社会』に要因があるとも考えられます。

大学を休学して自分探しをする前に、客観的に今の日本社会がどんな現状なのかを把握していきましょう。

①人の悩みの大半は『社会と文化』から発生している

日本は他の国と比べ、食にも困りませんし(現在)、食事も美味しいですし、コンビニも近くにありますし、図書館も無料で使用できますし、歴史も長く魅力的ですし、やろうと思ったら何にでも挑戦できるとても恵まれた国です。

ただ、それはあくまで『他の国』と比べた場合にのみ考えられることになります。

恵まれているか恵まれていないかは、比較する「何か」が存在して初めて理解でき認識できることです。

そんな、恵まれていると思われる日本でさえも「円安問題」や「年金問題」、「日本経済」など数多くの問題が発生しています。

いづれ日本で働く外国人労働者も、いよいよ日本で働かない時代がやってくるかもしれません。

若者だけでなく、上の世代も老後に安定して生活ができるか日々不安であり、ノイローゼになってしまう方も多々います。

それを踏まえた上で、大学を休学し自分探しをすることは「必須」と言っても過言ではありませんし、今時間を確保できるうちにできることをやっておいた方がいいことでしょう。

②日本はいまだ「履歴書、学歴社会」が根付いている

そして、これも大学休学を検討する方、そして休学していない方の悩みとして強いのが「履歴書、学歴社会」がまだ根付いていることです。

実はこの問題が、多くの精神疾患(病んでしまう)の原因だと思いますし、少子化にもつながっている原因と考えられます。

例えば、多くの方にあるのが「大学を退学したことを後悔」「職歴がない」「履歴書に空白期間があり不安」「フリーターでいいのかな」「無職で悩む」など今の日本社会ではこれが病んでしまう悩みの種ともなっている気がしています。

私もそうだったのですが、少しでも社会のレールから外れてしまうと、戻ってくるのは非常に難しい社会なのです。

実はこれも思い込みだったりするのですが、全て社会の長く続く「常識」からの恐怖であり、その風潮が日本の発展を妨げているとも言えます。

数年前から「ベーシックインカムを導入」という意見があがっていますが、見向きもされていませんし、制度を導入するということは全てのシステムを変えることにもつながってくるでしょう。ただ、そもそも今の生活を変えるのが怖い方が大半ですし、安定が好まれ、変化を嫌う社会でもあります。結果重要な問題が放置されているのが今の「年金問題」だったりします。

結果、若い世代が悩む原因となったり、生きていて幸福度を感じにくくなっているのでしょう。

また、日本では履歴書に年齢を書くこともルールのように根付いています。アメリカでは差別にあたるため年齢は履歴書に書かなくてもいいそうです。

そのように、常識を好む方にとっては日本はとてもいい国なのでしょうが、変化を望む方にとっては現状住みにくい国でもあるのが日本です。

それを踏まえたうえで、大学休学の話に戻っていきます。

③誰も「答え」がわからない世の中になっている

世の中では情報が溢れており、「結果誰について行けばいいのか」「誰を信じていいのか」「今後どうすればいいのか」など悩んでしまいます。

大学休学するうえで、あなたもこのような悩みを持っているのであればそれは「普通」であり誰もが同じです。

「大学休学が未来に影響するかな……遊びと思われるのかな…」と悩む理由があるのもよくわかりますが、少しづつではありますが社会も変わっています。

ですので、社会ををある程度把握したあとは、自分自身の心が求めていることを追求するべきだと思います。

そうしたらどのような未来になっても、予想以上の後悔はしませんし、何より自分自身が納得できるでしょう。

私も2018年に大学を休学していましたが、4年後には当時考えられないくらい世界が変わっていましたし、コロナウイルスであったり想像もできないことが多発していました。

当時展開していたビジネスも競合が多くなったり、外側の変化が起こることでフレキシブルに対応することも求められます。

なので、最終的にはあなたが自分自身で「やりたいこと」をしていくのが無難で安心できる方法だと思います。

私も、もしあの時休学しておらず「日本全国」で働くという欲求を抑え続けていれば、おそらく後悔していたと思いますし、今より悲惨なことになっていたでしょう。

どうなるか予想もできない社会でできるのは、まず自分自身を探すことです。

④日本の競争社会とどう向き合っていくか、自分探しで解決できる

大学休学し「自分探し」をすることで、競争社会との向き合い方も変わります。

多くの場合、競合他社と同じ土俵で「起業」してしまったり、就職活動でも「競合」が多い場所のみに挑み続けると疲弊してしまいます。

大事なのは「誰かと競争になったら少しづつ離れていく」ということです。

同じ場所や土俵で戦っても相手が競合であれば、どちらかが敗北することは免れません。

この点で言えるのは、大学休学するのは限りなく「少数派」であり、自分自身のユニークなポイントを見つけ出す貴重な時間になります。

自分探しをすればするほど、競合との違いを理解できますし、現代の「競争社会」との向き合い方も変わってくるでしょう。

「芸術」と「ビジネス」は正反対です。自分探しをするなかで、自分がどちらを求めているか、向いているかを内観していきましょう。

フレキシブルに動ける『適応力』を磨くこと

現代はコロナ化より、社会の変化のスピードがやや速くなってきています。

とはいえ、「私は変化するのが苦手…ついていけない」と言う方もいると思いますがそれでも大丈夫です。

適応力を磨くと、これからの変化の時代で役に立つスキルになることは間違い無いですが、変化するのが苦手な方は『専門分野』を見つけておきましょう。

専門分野のなかでも、おそらく数十年後にも変わらないスキルを身につけておけばこれからの時代も対応していけます。

とはいえ、専門分野も少しづつ変化することもあるので『適応する』練習を大学休学期間中にしておくと安心です。

大学休学をメタして主観的に考えてみると…

今私が、大学を休学することになったのであれば「資格取得」「資金を集める」「自分の強みを見つける」「スモールビジネスの展開」などをすると思います。

当時2018年に休学していた私は起業しようと考えていたため「資格なんて持っていても無意味じゃないかな…」と本気で思っていました。

ただ、数年後仕事に応募するとなったときに、自動車免許しか持っていなかったことに驚愕しました。

「あのときもっと資格取得の勉強をしていれば…」と少し後悔したことです。汗

ただ、資格にも実際に使える資格と、あまり実用的に使えない資格があるのでその点を押さえて、資格取得をしておくと無難だと思います。

とはいえ、起業してうまくいっている方は資格をほぼ持っていない方もいるので、そう考えたらあくまで保険的な考え方にもなるかもしれません。

とはいえ、今の日本社会であれば、「資格取得」とくに語学(TOEFL、TOEIC)やプログラミング(勉強)、簿記などの資格を取っておくといいでしょう。

思った以上に資格勉強すると世の中が見えてくることもあるので、何もすることがないなら資格勉強はオススメです。

それと同時に、「スモールビジネス」を作ることをオススメします。

スモールビジネスを0から1で自分自身で作る経験ができれば、それは自信へと変わります。

それは簡単なことではありませんが、大学休学期間に挑戦したら学びになるとも思います。

そして、やはり最初に資金集め(軍資金)をします。

移動するにも交通費がないと、自由に移動できないため最初の数ヶ月は全国で仕事をしながら資金を集め(もちろん出会いもあるのでダブルでお得)ると思います。

人と出会うことで得られる学びも多いので働きながら人と出会うと言うのも選択肢として考えられます。

再結論:大学休学するのは紛れもない『理由』になる

大学休学し「自分探し」するのは非常に貴重ですし、人間として成長する大きなきっかけになります。

そして今の日本社会もそうですし、誰も未来に対して予想がつかない時代になってきています。

そんななか、自分探しに徹底した期間があればこの世界で生き抜くことができる術を身につけることができます

もちろん、大学休学して好きなことに挑戦してもいいと思いますし、お金を稼ぎながら留学資金を集めること、または小さな事業を展開してみるなどもいいでしょう。

多くの場合、大学休学期間を何をしていたかうまく説明できない、同期より1年遅れてしまうなどが悩みの種となりますので、あらかじめ計画して休学期間を過ごすといいでしょう。

例.初めの5ヶ月間で100万円の軍資金を集め、そこから半年間海外留学する!

などざっくりでもいいので先に計画しておくと、大学休学ライフをとてもスムーズに送れます。

あなただけの大学休学期間は、紛れもないあなたの財産になり武器となるので、休学するなら以上のことを踏まえて時間を過ごすことを強くオススメします。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。お疲れさまでした。


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